ハンサムでかわいい大仏様
何しろ長く続けられるようにマイペースで更新しているもので。^^;
前回の日記の長谷寺の山門を出てまっすぐ通りに出て、信号を渡り、
通り沿いに左方向に歩けば5分ほどで長谷の大仏様の仁王門にたどりつきます。
長谷寺と長谷大仏は近いので多くの観光客はセットで訪れます。
長谷 高徳院 仁王門
拝殿らしき建物が無く、露天にデ~ンと長谷の大仏様がお座りになっているので、
お寺であることを忘れそうだけど、れっきとした鎌倉三十三観音霊場の
第二十三番札所のお寺で、正式名は大異山高徳院清浄泉寺(しょうじょうせんじ)
略称は「高徳院」です。
ご本尊がこの↓大仏様(銅造阿弥陀如来坐像)で、国宝です。
長谷 大仏様 (国宝)
長谷 大仏様 右斜めから撮影
現在は銅製の大仏様ですが、最初に造られた時は木造で拝殿もありました。
木造の大仏様と大仏殿は暦仁元年(1238)に着工され、5年後の
寛元元年(1243)に完成したのですが、台風で破壊してしまい、
建長4年(1252)に青銅の大仏様と大仏殿も造られましたが、
大仏殿は再び台風で倒壊、その後も幾度か建て替えられたけど、
その度に台風で倒壊し、ついには明應7年(1498)の津波により
消滅し、以後、拝殿は造られることなく露天の大仏様として、
今日親しまれています。
また長谷大仏は台座と仏像本体が離れる免震構造で、日本文化財初です。
大きさは総高さ(台座共) 13.35m、佛身高さ 11.312m、
佛体重量 121t。
ちょっと驚いたのは、長谷大仏のある場所って、長谷寺のある小高い山より
陸側なのです。
なのに、こんなところにまで津波が押し寄せたってことは、あの小高い山を
越えたってことです。
津波がどれほど凄い高さだったかを、考えると恐ろしい。
それとも、今とは地形が違うのかなぁ~???
まっ、悩んでも仕方ないので、大仏様の写真をいろんな角度から
撮影してみた。
ハンサムと言われる長谷大仏ですが、ちょっと角度を変えてみると
なんだかかわいい!
長谷 大仏様 顔アップ
長谷 大仏様 斜め後ろから撮影
長谷 大仏様 後ろ姿
ん?背中の2つの窓が気になる?
拝観料の他に20円を支払うと大仏様の体内の見学ができるんです。
以前、私は入った事があったので今回は入りませんでしたが。
大仏様をひとまわりして背中側の奥を歩くと観月堂というとても古びた
お堂があります。
寺事務所を除けば、拝殿がない高徳院の唯一の建物のあるお堂が観月堂で
鎌倉三十三観音霊場の第二十三番札所の札所の看板がありました。
長谷 高徳院 観月堂
この観月堂の右奥の方に与謝野晶子の歌碑が建っていたようですが、
帰る時に地図を見て気がつき、スルーしてしまいました。^^;
長谷 高徳院 境内のマップ
長谷大仏、背中がわりと丸いんですねw
座禅道場で喝が入りそうなんですがwww
長谷の大仏様(高徳院)
拝観料 大人200円 、小人150円
大仏の体内見学 20円
拝観時間
4月~9月は7:00~18:00、10月~2月は8:00~16:30
歴史的なことなどもっと詳しくしりたい方は↓
ウィキペディア内の高徳院